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すそわきがを治したい!病院でできる治療法&手術とは?

誰にも言えない、デリケートゾーンの悩みを抱えていませんか?
すそわきがはパートナーに指摘されて気づくことも多く、人には相談しづらいもの。
治療を受けるのも躊躇してしまいますよね。

そんなすそわきがの治療方法について、自分でできる対策から、クリニックで受ける治療までをまとめました。
自分に合った治療方法を探す参考にしてみてください。

すそわきがって何?

わきがは皆さんご存知だと思いますが、「すそわきが」という言葉は耳慣れない方も多いかもしれません。

すそわきがは、デリケートゾーンからわきがのにおいがする症状です。
わきがは自分でも気づく人が多いのですが、デリケートゾーンのにおいには気づきにくいもの。
パートナーに指摘されて初めて知ったという女性も多く存在します。

欧米では7割がわきが体質と言われている一方で、日本では1割程度とかなり少数です。
これはもともとの体質や食生活が関係しています。
そのため、日本ではまだまだすそわきがに関する理解や認知度が低いのが現状なのです。

すそわきがの原因

すそわきがの原因は、陰毛部分にある「アポクリン腺」という汗腺にあります。
アポクリン腺は腋窩(えきか・わきのくぼみのこと)に多くあるほか、陰毛部分、耳の中、乳頭のまわりにも存在しています。
ここから分泌される汗が、蒸れるなどして繁殖した細菌に分解されたとき、独特のにおいを発するのです。

もともとはセックスアピールのためににおいを発するようになったと言われており、異性を引きつけるフェロモンとしての役割も果たします。
実際に、欧米ではすそわきがのにおいは好まれる傾向にあるようです。

わきがの人はすそわきがになりやすい?

わきがの人はもともとアポクリン腺が発達しており、その多くは遺伝します。
アポクリン腺が活発な部位は人によってさまざまですが、わきががある女性のほとんどはすそわきがにも悩まされているようです。

さらに、すそわきがは女性に多いのが特徴です。
アポクリン腺のはたらきはホルモンバランスが崩れることで活発化しやすく、妊娠や性的興奮で一時的ににおいが強まることもあります。

すそわきがのセルフチェック

・両親や親戚にわきがの人がいる
・パートナーににおいを指摘されたことがある
・陰部の毛が濃い
・下着に黄色い汗じみがつく
・耳垢がねっとりしている

当てはまるものが多ければ、アポクリン腺の働きが強く、すそわきがである可能性が高いでしょう。

すそわきが以外の病気に注意!

自分のにおいを気にして、すそわきがと思い込んで受診したらまったく別の病気が見つかる、というケースが増えています。
性病や婦人科系疾患でも、デリケートゾーンのにおいが強まることがあるのです。

おりものがいつもと違う場合や、おりもののにおいが強まってきた場合などは、自己判断せず医師の診断を仰ぎましょう。

自分でできるすそわきがの対策

では、すそわきがにはどのように対処すればいいのでしょうか?
自分でできる対策をまとめました。

においのもとを取り去る

すそわきがのにおいを発する原因は汗です。
デリケートゾーン用のデオドラントクリームで、ある程度の汗は予防できます。
尿・おりもの・生理でにおいは強まるため、ビデを活用するなどして常に清潔を保つように心がけましょう。

通気性をよくして蒸れを防ぐ

雑菌は湿気と温度が高いほど活動が活発になります。
蒸れやすいジーンズなどは避け、通気性のいいワンピースやスカートを着用しましょう。
汗をかいたら下着はこまめに替えるようにします。生理のときのナプキンも同様です。

食事内容を見直す

食事内容もすそわきがのにおいに影響を及ぼします。
動物性タンパク質はにおいを強くするため、肉料理の食べ過ぎには注意しましょう。
卵や乳製品も控えるようにします。

香辛料やアルコールも血行がよくなって汗をかきやすくなるため、避けたほうがいいでしょう。
欧米人の体臭は食生活が大きな原因であり、その意味では近年では日本人も欧米化してきていると言えます。

ビタミンやミネラルの摂取はすそわきがにも効果があります。
野菜や大豆製品を積極的にとり、バランスの良い食生活を心がけましょう。

正しい方法で洗う

においが気になるからといって、デリケートゾーンをゴシゴシとこすっていませんか?
必要以上に洗いすぎると、本来必要である善玉菌が減って悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が増えることで、かえってにおいが強める原因をつくっているかもしれません。

通常、デリケートゾーンは弱酸性に保たれていますが、尿やおりものなどのアルカリ性に触れる機会が多くあります。
アルカリ性の環境はにおいの元となりますが、普通の石鹸はアルカリ性のものが多く、善玉菌が減る要因になってしまうのです。

一方、デリケートゾーン用として売られている石鹸は、デリケートゾーンの弱酸性を保ってくれるはたらきをします。
無添加のものや、黒ずみ対策になるタイプもあります。

デリケートゾーンには、このような低刺激の石鹸を使いましょう。
ナイロンタオルでゴシゴシとこすらず、指の腹で優しく洗うのがポイントです。

それでも治らない場合はどうする?

すそわきがは、軽いものなら日常的なケアや、石鹸・デオドラントクリームの使用でかなりにおいを抑えることができます。

しかし、においが強い場合や根本的な治療がしたいという場合は、クリニックでの手術や治療を検討してみるのもひとつの方法です。

保険は適用になる?

すそわきがの治療法の中で、保険が適用されるものはかなり少ないのが現状です。
皮膚切開法という外科手術の場合は、病院によっては適用されることもありますが、現在ではすそわきがでの切開手術はほとんど行われていません。

超音波吸引法では、病院によって保険適用となる場合もあるようです。
しかし、ここは医師の診断次第となってしまいます。

切らない治療法では、全額自己負担になるのが一般的です。
病院やクリニックによって値段は変わります。
相場に収まらないほど高額なところや、逆に安すぎるところにはじゅうぶん注意しましょう。

すそわきがの治療方法

すそわきがの治療には大きく分けて、メスを入れて手術を行う方法と、切らずに行う方法のふたつがあります。
それぞれの治療法にメリット・デメリットがありますので、よく確認してください。

特徴や値段の相場について、順番に見ていきましょう。

すそわきがを直す手術

■超音波吸引法

「切る」治療法では、男性のわきがでよく行われる「剪除(せんじょ)法」という手術があります。
皮膚を切開し、アポクリン腺を目で確かめながらひとつひとつ切除していくという手術です。

しかし、傷跡が残ることや日常生活に戻るのに時間がかかることから、においが男性ほど強くならない女性のすそわきがではほとんど行われません。

そこで最近注目されているのが、超音波吸引法です。
小さく数カ所切開した部分から、超音波を発するメスを入れます。
そして超音波の熱でアポクリン腺を破壊し、吸い取るという治療法です。
治療費は30〜35万円程度となっています。

これまでの切開法よりも効果が高く、傷跡が小さくて済むことがメリットです。
ただしあくまで手術ですので、切らない治療よりもリスクは高くなります。
また、直接汗腺を見ながら切除する切開法とは違い、汗腺を完全に取りきれない例も多くなっています。

すそわきがを直す治療法

■ビューホット法

日本では2014年8月に開始されたばかりの新しい治療法です。
施術時間は約30分で痛みも少なく、切らずに治せる方法として人気が高まっています。

料金は約30〜35万円ですが、1度の施術では治らず2〜3度行う必要があります。そのため、総額では100万円近くなってしまいます。

しかし、確実に効果が見込めることや、普段どおりの生活のままで治療を受けられるという点は魅力的です。

■ペアドライ

RF波と超音波をアポクリン腺に当てて破壊する、最新の治療法です。
ただし、川崎中央クリニックの登録商標であるため、このクリニックでしか受けることができません。

超音波と高周波をダブルで利用することで再発リスクが低く抑えられ、傷跡もほとんど残らないことがメリットです。
その分、治療費は40万円近くと高額になります。

■ボトックス注射

すそわきがではもっともよく使われる治療方法です。
アポクリン腺に「ボトックス」と呼ばれる薬剤を打って働きを弱めます。
1回8万円程度で施術時間は約10分と、ほかの治療法よりも手軽にできてリスクも少ない点が人気です。

ただし効果は半年から1年程度で切れてしまうため、そのたびに注射を打ち直す必要があります。

■レーザー治療(電気凝固法)

局所麻酔をかけたあと、レーザーでアポクリン腺を焼き、動きを固めるという治療方法です。
1ヶ月ごとに、3回から6回に渡って治療することで、徐々に効果が現れます。

電流で毛根が焼かれるため、治療にともなってアンダーヘアも薄くなっていくのがメリットと言えるでしょう。

傷跡は残りにくいですが、汗腺を固めただけなので再発する可能性があります。
料金は20〜30万円前後です。

すそわきがの治療法は完全ではない

切って行う手術の場合は、日常生活に戻るのに時間がかかったり、体質によっては赤くかぶれたりといったことも起こります。
切らずに行う治療の場合でも、完全にアポクリン腺を取り去ることは困難であり、何度も治療に通う人が多いのが現状です。

アポクリン腺のはたらきの強さは個人差が大きいため、実際に治療を行うまで程度がわからないといったことも起こります。
また、自分では気にしていても、病院へ行ってみたらすそわきがじゃないと言われる例も多くあります。
自分のすそわきがの程度はどのくらいで、どの治療法が一番ふさわしいのか、事前に医師とよく相談する必要があるのです。

自分に合った方法を選ぼう

すそわきがの治療法はさまざまで、それぞれにメリットやデメリットがあります。
高額な治療を行えば必ず治るというわけではありません。

必ずしもクリニックへ行かなくても、においがそこまで強くない場合は、自分でできる対策をするだけでにおいを抑えることも充分可能です。

どの治療法が自分に合っているか、今一度よく考えてみてくださいね。